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イベント

2014/01/14 小・中学生科学教室を開催しました!

子どもたちの冬休である12月26日(木)に、電子情報通信学会との共催で小・中学生子ども科学教室がここ武蔵野研究開発センタにて行われました。
これは小学5年生~中学3年生とその親御さんを対象に、子どもたちの科学への興味喚起・促進を目的として例年開催してます。

小・中学生科学教室「特別講演」の写真

午前中は特別講演です。
池田博昌先生(東京情報大学名誉教授、電子情報通信学会名誉員)による『通信のひみつ~どうして電波や光で声や絵が送れるの?~』

電話のつながるしくみや、電話番号をどうやって送っているの? というお話を、電話機やオシロスコープを使いながら教えていただきました。
携帯電話を使うときの注意点もお話してくださり、子どもたちには是非知ってもらいたい!

石井六哉先生(横浜国立大学名誉教授、電子情報通信学会フェロー)による『楽しいディジタルの世界 ~音と画像の信号処理のはなし~』

アナログやデジタルの映像の違いを、みんなが知っているアニメーションを使って見せていただきました。
音声を倍速で再生すると音が高くなったり、反対に低速で再生すると音が低くなったり、でもデジタルだと音の高さが変わらないんだ。

モバイル動画透かし技術「Visual SyncAR」体験の写真

午後は研究所の見学会です。
武蔵野展示ホールの最先端技術、今年は「モバイル動画透かし技術」を応用した「Visual SyncAR」を体験!
透かしって何だろう?何のために使うんだろう? NTTの技術の凄いところは? そんなお話をしたけど、自ら疑問を持ってくれたでしょうか??

技術史料館では「歴史をたどる」コースを見学し、1階ロビーの体験コーナーではデルビル磁石式電話機4号電話機、最近お目見えしたA型交換機を体験。
4号電話機は「おばあちゃんの家にあったー」なんて声も。大人の方は受話器の重さが懐かしいとのことです。

「歴史をたどる」コースを見学する子どもたち 体験コーナーの4号電話機を見ている男の子 デルビル磁石式電話機を体験する女の子

次に音響棟に向かい無響室と有響室を見学。
床や壁、天井が音を吸収する素材でできていて、まったく音が響かない無響室では、ピアノ線の上に乗るため、おっかなびっくりの方も……
一方、床や壁、天井がすべて硬い花こう岩でできていて、音をよく反射する有響室では、お風呂以上に音が反響する様子を、手をたたいたり、大きな声を出してみたり。
どんな研究にこの建物が使われているのかを教わりました。

最後に電波暗室の見学。
なんでNTTでこんな研究をしているの? このお部屋はどんなことに使われているの? というお話を聞き、大型電波暗室の見学、またシールドルームでアルミ缶をつぶす雷実験を見て、どんな原理でつぶれるのかを勉強しました。

朝9:30~15:30と長い時間でしたが、普段はなかなか見れない体験できないことを経験していただけました。
毎年開催してますので、興味を持った方は是非お問い合わせください。

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