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B1F で黒澤コレクション展を開催中!
(株)クロサワより、1937年(昭12)年11月3日、東京-大阪間で国産テープ式和文印刷電信機による初の通信を開始した際、実際に使用された和文印刷電信機をはじめとする貴重な史料を寄贈いただきました。
この和文印刷電信機は、部品は全て国産、組立も蒲田工場で行った純国産品で、1940年(昭15)、黒澤商店(のちの㈱クロサワ)の創業者である黒澤貞次郎は、この和文印刷電信機の国産化の貢献を認められ、栄えある東日・大毎通信賞を授与されました。
当時の新聞はこの偉業に対し「国産印刷電信機、燦たり、この威力!」などと称えたそうです。
黒澤氏による1933年(昭8)アヅマタイプと名付けた国産和文タイプライタの完成、そして1937年(昭12)国産和文印刷電信機の実用開始は、日本の通信業界における大きな功績であり、これ以降逓信省をはじめ新聞各社もこの和文印刷電信機を採用することとなり、日本の通信業務は飛躍的にスピードアップ、効率化しました。
このコレクションに黒澤貞次郎の「買う気で作れ」の精神を感じてください。