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2012/3/6 展示エリアの一部が情報処理学会「分散コンピュータ博物館」に認定されました。
2012年3月6日、NTT技術史料館3階 技術をさぐる「Ⅲコンピュータとモバイルのひろば」および「H 文字・画像の通信とサービスの技術」の一部が“歴史的なコンピュータの展示エリア”として情報処理学会「分散コンピュータ博物館」に認定されました。
「分散コンピュータ博物館」とは、コンピュータに関わる貴重な資料を蒐集、展示している組織・施設の努力を感謝すると共に、より多くの方々にその存在を知ってもらい、利用してもらえるよう、それらを情報処理学会の分散コンピュータ博物館として2008年度より認定を始めたものです。
詳しくは情報処理学会の公式サイト( http://museum.ipsj.or.jp/satellite/ )をご覧下さい。
認定情報
NTT技術史料館 (NTTの歴史的なコンピュータの展示エリア)
NTT技術史料館は、日本電信電話公社発足以降の半世紀を中心にNTTグループの電気通信における技術開発の歴史的資産を系譜化し集大成して展示を行っている。
NTTは、民営化に先立つ日本電信電話公社時代より、1950年代には電信電話サービスを合理的に提供するための手段としてコンピュータ開発を進めた。それらがパラメトロン素子によるMUSASINO-1B、料金計算装置CM-1であり、その後のトランジスタ計算機CM-100である。
1960年代後半以降は、電信電話サービスに次ぐデータ通信サービスに対応するため、オンラインコンピュータ通信サービス、すなわち、データ通信システムの開発として、1968年にDIPS☆1計画を策定し、1969年より日本電気・日立製作所・富士通の3社とDIPS共同研究体制をとってコンピュータの研究実用化を牽引した。
NTT技術史料館では、NTTのコンピュータ開発の原点であるパラメトロン素子による計算機MUSASINO-1B(1957年完成。情報処理学会情報処理技術遺産認定)、DIPS計画における代表的な汎用大型計算機DIPS-11/45本体系装置(1982年)、磁気ドラム装置や磁気ディスク装置など、黎明期からDIPS計画まで、各種の部品、周辺装置が展示されており、日本電信電話公社・NTTにおけるコンピュータ研究開発の歴史を知ることができる。