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フロアガイド

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インターネットの技術

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5.技術史のラウンジ

H.文字・画像の通信とサービスの技術(DIPS、電報)

H.文字・画像の通信とサービスの技術(パケット、画像、データ)

I.モバイルネットワークの技術

J.インターネットの技術

III.コンピュータとモバイルのひろば

インターネットの技術のフロアの写真

今日のインターネットの原型といわれるARPANETが1969年に誕生しました。インターネットは1980年代に拡大し、1990年代には爆発的に普及しました。今日では私たちの生活に欠かせない社会基盤となっています。

インターネットのはじまり

インターネットのはじまりの展示風景

東西冷戦下の1960年代、アメリカで生まれたパケット交換方式による調査・研究用のコンピュータ・ネットワークであるARPANETが、インターネットのはじまりです。NTT研究所は1985年に日本国内の学術・研究用ネットワークJUNETに参加し、そのバックボーンの一部として大きな役割を果たしました。さらにインターネットの基礎となる通信プロトコルTCP/IPを用いたNTT研究所内LAN構築を1984年から開始し、1988年にはNTT研究所(東京都武蔵野市)とスタンフォード大学(米国カリフォル二ア州)内のゲートウェイとの間でTCP/IP接続実験に成功、これにより初めてIPパケットが太平洋を横断しました。NTTはインターネット・ソサエティ(ISOC)の創立メンバー(1992年)になるなど、創立当初からインターネットの標準化や運用・管理に関する世界的組織の運営にも大きく貢献しています。

ワールドワイドウェブ(WWW)の登場

ワールドワイドウェブ(WWW)の登場の展示風景

1990年代、ティム・バーナーズ=リーが考案したワールドワイドウェブの登場を境に、インターネットの爆発的な普及が始まりました。1993年には、ポータルと呼ばれるウェブページを紹介するウェブサイトの先駆けとしてNTTの研究者が「NTTホームページ(www.ntt.jp)」を立ち上げました。その後、ウェブサイトの増大にともない、インターネット上にあるさまざまな情報を整理して紹介するディレク卜リ型の情報紹介 サービスや、インターネット上の公開情報の全文検索を究極の目的とする検索サービスが登場しました。さらにそれらのサービスは、ニュース、ウェブ、メール、地図情報、地域情報などのサービスを併せて提供するポータルサイトへと発展していきました。NTTは、ウェブが普及する初期の段階から、これらのサービスをいち早く提供してきました。

インターネット接続サービスの商用化

インターネット接続サービスの商用化の展示風景

1969年から研究開発や一部の企業で学術研究の目的で使われてきたインターネットは、アメリカでは1980年代末に、日本では1990年代初頭に商用インターネット接続サービスがはじまりました。NTTは1995年にコンピュータ通信需要に応えるオープンなインフラとして、それまでの電話網とは全く別の新しいネットワークサービスを開発・導入していくことを趣旨とした「マルチメディアへの取り組み」を発表、1996年12月に定額制をベースにした廉価なネットワークサービスをコンセプ卜としたインターネット接続サービスである「OCN」サービスを開始しました。その後、インターネット全体の爆発的な発展とともに、OCNは日本最大級のISPに成長し、NTTのネットワークは国内/海外で急速に拡大していきました。

インターネットアクセス回線の高速化/多様化

インターネットアクセス回線の高速化/多様化の展示風景

Windows 95やテレホーダイ(電話番号選択定額サービス)の登場によって成長・拡大してきた日本のインターネットは、NTT東日本/西日本が2000年に本格提供を開始した「フレッツ」サービスによって大きな変化を迎えました。NTT東日本/西日本は、フレッツを定額制のサービスとして提供することで、インターネットを一般家庭でも利用時間を気にすることなく24時間いつでも使えるようにしました。その後、FTTHに代表されるブロードバンド技術への対応によって画期的な速度向上を実現し、いまではフレッツは国内のユーザの多くが利用するサービスとなっています。また、無線によるインターネット接続も急速に普及し、携帯電話、公衆無線LAN、衛星などモバイル環境でのインターネット接続が多様化するとともに、通信速度も年々向上しています。

端末/サービスの多様化

端末/サービスの多様化の展示風景

インターネットの普及・発展は、新しいサービスや大きな市場を生み出しました。1999年に登場した「iモード」は、携帯電話でいつでもどこでも手軽にインターネット上のコンテンツにアクセスできるようにしました。いつでもどこでも電子メールの送受信、天気予報の確認やレストランの検索などのサービスを受けられる利便性が評価され、それまでインターネットを利用していなかった層も含め、iモードは爆発的に普及していきました。さらに、インターネットを介して提供されるサービスは、Eコマースや広告・映像配信などにひろがるとともに、コミュニケーションの形態もソーシャルネットワークサービスが登場するなど多様化しています。

展示概要

日本で最初に日米間TCP/IP接続実験に使用されたルータ(CISCO社製)の写真
日本で最初に日米間TCP/IP接続実験に使用されたルータ(CISCO社製)

TCP/IPによる日米間通信に成功

IPパケットが初めて太平洋を横断、NTTがARPNETとIP相互接続開始

NTTの研究開発ネットワーク

NTTの研究ネットワークNTT-INETと、ソフトウェア開発支援環境基盤ネットワークCAE-NETの発展

インターネット標準(RFC)への NTTの貢献

NTTグループ社員が著者に含まれる主なRFCより抜粋

NTTホームページの写真
NTTホームページ

日本最初のポータルサイト「NTTホームページ」

NTT研究者の手により立ち上げられた日本初のポータルサイト

ウェブブラウザの国際化

多言語が扱えるウェブブラウザを無償公開し、ウェブの国際化と世界的な普及に貢献

インターネットタウンページ

電話帳のタウンページをインターネット上で公開し、さらにお店と地図を統合した検索サービスを展開

VODサービス実験のセットトップボックス(STB)の写真
VODサービス実験のセットトップボックス(STB)

マルチメディア通信の共同利用実験

マルチメディア社会に向けたネットワークの利用法やアプリケーションの開発に関する産学官共同の全国広域利用実験

OCNの登場・発展

廉価なインターネット接続サービスとして1996年に登場

NTTのIPネットワークの成長と世界への広がり

アジア初のTier-1 ISPネットワークを参加に収め、世界的な『ワンネットワーク』を構築

フレッツとは

ユーザとインターネット接続事業者(ISP)の間を廉価かつ安定に接続するアクセスサービス

Bフレッツ用タイガース仕様のONUの写真
Bフレッツ用タイガース仕様のONU

無線を使ったインターネット接続

インターネットのひろがりとともに無線によるインターネット接続も急速に普及

モバイル通信

モバイル環境でのインターネット接続の広がりと通信速度の向上

iモードの登場

携帯でいつでもどこでも手軽にインターネットにつながる時代に

フレッツネットワークを使用したテレビ電話端末の写真
フレッツネットワークを使用したテレビ電話端末

音声通信・映像配信・端末サービス

インターネットを利用した音声通信や映像配信など様々なサービスが登場

IPv6インターネットへの取り組み

IPv6インターネット国際実験ネットワークの構築・運用と世界初のIPv6商用サービス提供開始

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